こんにちは!Webマーケティング会社ネットパートナーです。
2023年8月30日から、ついに日本でも試験運用が始まった、Googleの「SGE」。
「SEO対策は無意味になる?何か対策が必要なのか?」
「Googleの生成AI…Bardなら聞いたことがあるけど、どんな違いがあるの?」
そんなお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
今回はSGEとは何か、Bardとの違いや、SEOへの影響についても解説します!
マーケティング担当者として、今後どのような対応をとっていくべきか…
気になっている方はぜひチェックしてくださいね。
目次
- SGEの概要
- SGEの始め方
- SGEとBardの違い
- SGEとSEOの違い
- E-E-A-Tを意識したサイト作りをする
- ユーザーのニーズに応えるコンテンツを作成する
- 最新情報を常に意識する
■SGEとは
SGE(Search Generative Experience)とは、Google検索結果画面の上部に、自動生成AIの回答を表示する機能です。
画像内赤枠のように、検索キーワードの内容に合わせて回答が表示されます。
回答の下部に表示された「追加で聞く」をクリックすることで、会話形式で質問を続けることもできるので、検索をやり直す必要はありません。
2023年12月現在、アメリカ・インド・日本で試験運用中であり、Search Labsには「終了日:2024年2月」と記載があります。それまでがテスト期間中で、本格導入は3月以降ということのようです。
SGEとBirdの違い
BardはGoogleが提供している会話型のAIサービスです(2023年12月時点、試験運用中)。Chat-GPTと近いサービスと言えます。Bardは日本語で「詩人」という意味で、単なるテキスト生成や翻訳のみならず、詩などクリエイティブなコンテンツの作成を行うこともできます。
Bardは独立したサービスであるのに対し、SGEはGoogle検索の機能の一部です。
SGEとSEOの違い
SGEは上記の通り、Google検索結果の上部に生成AIの回答を表示する機能です。
SEO対策(Search Engine Optimization)は、Googleの検索結果で上位に表示されるための施策のことです。具体的には以下のようなものが挙げられます。
- 検索意図を満たせるような有益なコンテンツを作成する
- 検索エンジンがサイトのコンテンツを正しく理解できるよう構造化する
- サイト内を巡回しやすくする
このような努力をして検索順位を上げても、検索結果の上部はSGEの回答で占められてしまうとしたら…SEO対策は無駄になってしまうのでしょうか。
■SGEの影響でSEO対策は終わるのか
結論から申し上げますと、SEO対策が無意味なものになることはありません。
むしろ重要性は増すと言ってもいいでしょう。
用語の意味など答えが決まっていることならAIの回答でも十分なので、キーワードによっては検索からの流入が減ることも考えられます。
しかし、これからも専門性の高い高品質な記事を作れば、以下のような効果が期待できます。
- SGEが生成する回答の情報源に選ばれる
- AIの回答では十分に満足できない、深い情報を知りたいユーザーの流入を得られる
また、Googleは今年のアップデートで、あまり知られていないブログなどでも有用な情報だと判断すれば、より多く表示されるよう改善したと発表しています。
参考:https://blog.google/products/search/google-search-perspectives/
どんな新たな手法が出てきても、Googleが一番大切にしているのは、「ユーザーにとって役に立つ情報を提供する」ということです。ドメインパワーが強くなくても、チャンスが増えるサイトもあると言えます。
■SGEに対応したSEO対策のポイント
それでは、SGEに対応したSEO対策のポイントを具体的にご紹介していきます。
E-E-A-Tを意識したサイト作りをする
Googleがコンテンツを評価する際に重要視しているのが、「E-E-A-T」です。
E-E-A-Tとは、以下の頭文字をとったものです。
- Experience(経験)
- Expertise(高い専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
E-E-A-Tを意識したサイト作りをすることでgoogleにとって良いコンテンツと認識されるため、これまで以上に必要となってきます。
ユーザーのニーズに応えるコンテンツを作成する
ユーザーのニーズに応えられるようなコンテンツを作成することで、流入が増え、離脱が減ります。そうすることで、AIにとっても重要であると思われる可能性が高いです。
具体的には、以下のようなことに留意すると良いでしょう。
- キーワードやトピックの選定 キーワード選定ツールを活用し、ニーズのあるものを選ぶ
- タイトルや見出しの工夫 …キーワードを含める、適切な文字数にする
- 文章や画像の品質 …読み手にストレスを与えない
最新情報を常に意識する
情報は常に変化していきます。特に生成AIなどは進化のスピードが早いため、こまめに最新情報をチェックし、記事をリライトして最新情報を反映していくようにしましょう。
まとめ
Google検索結果の上位に、生成AIの回答を表示するSGE。
流入数に与える影響はありそうですが、本格導入までにどう備えるかで今後の命運が決まりそうですね。
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コンバージョンマーケティング・SEO対策事業を24年行ってきた代表渡部が、直接お答えいたします。